ローズウォーターとは?作り方や使い方を解説!おすすめの蒸留方法についても紹介

季節の変わり目は環境の変化によるストレスなどで、体調を崩す人が増えると思います。

そんなときにはバラの蒸留水「ローズウォーター」がおすすめです。

バラの香りにはストレスの軽減や安眠、自律神経の調整などさまざまな効果があります。

そんなバラの香りを気軽に楽しみながら、食べたり飲んだりできるのがローズウォーターなのです。

今回はローズウォーターについて、利用方法や作り方などを解説します。

ローズウォーターとは

「フローラルウォーター」、「エッセンシャルウォーター」、「ハーバルウォーター」とも呼ばれています。

ローズウォーターの成分と効果

ローズウォーターにはさまざまな成分が含まれています。

主な成分は「フェネチルアルコール」と呼ばれる芳香のあるアルコールです。

心地よい香りにはストレスを低減する効果があるのです。

また、「シトロネロール」や「ゲラニオール」、「ネロール」といった香り成分も含まれていいます。

このうちゲラニオールには肌を柔らかくし、弾力を回復させる効果があります。

ネロールは抗菌・鎮静作用を持つ成分です。

ローズウォーターの使い方

ローズウォーターはそのまま肌につけたり、飲んだり食べたりと、さまざまな方法で活用できます。

ここからはおすすめの使い方を紹介していきます。

化粧水やクリーム

一番簡単なのが、ローズウォーターを化粧水として、手にとってそのまま肌になじませる方法です。

ローズウォーターはオイルと違って希釈せずにそのまま使えるため、オイルより手軽なのがメリットです。

ローズウォーターには保湿成分があるので肌がしっとりします。

日焼けした場合にも、ローズウォーターは肌を冷やして整えてくれるのでおすすめです。

また、ローズウォーターを普段使っているクリームに数滴混ぜて使うのも効果的です。

食品として使う

ローズウォーターを飲んだり食べたりするのもおすすめです。

バラの香りを楽しむことはもちろん、体臭や口臭ケアにも活用できます。

ただし、市販品の場合は化粧水専用のものなど、飲用に適さないものもあるのでよく注意しましょう。

無農薬で合成香料などを使っていないものを選ぶのがおすすめです。

飲む際は水や炭酸水、お湯などで少量を割って飲みましょう。

焼酎やウイスキー、シャンパン、日本酒などに足してカクテルを作るのもおしゃれです。

夏はかき氷のシロップに加えたり、ゼリーなどのお菓子にしたりするのも涼しげです。

ヘアスプレー

ローズウォーターはヘアスプレーにしても効果的です。

髪を洗った後、ドライヤーをかける前にシュッと吹き付けると、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。

また、ローズウォーターには頭皮の炎症を抑える効果もあります。

朝の寝ぐせ直しや、出かける前の香水代わりに髪に吹きかけるのもおすすめです。

ルームスプレー

ローズウォーターをルームスプレー代わりにして、バラの香りを楽しみましょう。

バラの香りには自律神経を整える作用があるほか、安眠効果もあるので寝室にぴったりです。

ローズウォーターの作り方

さまざまな効果を持つローズウォーターですが、材料はシンプルで簡単に作れます。

ここでは代表的な作り方について解説していきます。

ローズウォーターの材料となる「バラ」

ローズウォーターの作り方を説明する前に材料について解説します。

花びらはフレッシュなものでも乾燥させたものでも大丈夫ですが、無農薬のものを選びましょう。

バラの中でも、「バラの女王」と呼ばれるダマスクローズが一般的に使用されます。

ダマスクローズは世界各地で栽培されていますが、最も香りがよいとされるのはブルガリア産のダマスクローズです。

水蒸気蒸留

ローズウォーターの作り方として代表的なものが水蒸気蒸留です。

10世紀末のペルシャ(現在のイラン)の哲学者・科学者のイブン・シーナによって発明されたとされています。

ローズウォーターの場合は以下のとおりです。

  • バラの花びらを蒸留釜の中に入れる
  • 蒸留窯に水を沸騰させてできた蒸気を流し込む
  • バラの香気成分がまざった蒸気が出てくるので冷却して液体にする
  • 液体をしばらく置くと、比重の違いで芳香蒸留水(=ローズウォーター)と精油が分離する
  • ローズウォーターから精油を取り除く

これでローズウォーターが完成します。

ちなみに、蒸気を流し込む方法は主に5つあります。

  • ウォーター・スチームディスティレーション(蒸留釜内に網を置き、下に水、上に植物を入れて蒸気を植物に通す)
  • スチームディスティレーション(蒸気釜以外で蒸気を発生させ、蒸気釜に流す)
  • ウォーターディスティレーション(植物を水につけて加熱して蒸気を発生させる)
  • コーホベーション(得られた蒸留水を再利用して再度蒸留を行う)
  • 減圧水蒸気蒸留(ウォーター・スチームディスティレーションの蒸留窯を真空状態にすることで沸点を下げて抽出する)

マイクロ波抽出装置を利用した蒸留方法

最後にご紹介するのはマイクロ波抽出装置を利用した蒸留方法です。

マイクロ波抽出装置を利用した蒸留方法は、容器の中に入った植物にマイクロ波を照射し、植物の水分と精油を水蒸気化させるというものです。

マイクロ波抽出装置を利用したローズウォーターづくりのメリットは以下のとおりです。

  • 減圧状態で加熱する低温抽出が可能であるため、香り成分を壊さずローズウォーターを作ることができる
  • 蒸留時間が水蒸気蒸留よりも短い
  • 加熱効率が良いため燃料コストが低い
  • 無添加製法であるため、抽出したローズウォーターは食品としても活用できる

特にランニングコストについてはボイラー式の水蒸気蒸留装置と比べると半分以下に抑えることができます。

ローズウォーターを作るなら兼松エンジニアリングに問い合わせを

なかでもおすすめなのが、兼松エンジニアリングのマイクロ波抽出装置です。

兼松エンジニアリングのマイクロ波抽出装置を利用するメリットは以下のとおりです。

  • 無添加製法なので料飲可能なローズウォーターを作ることができる
  • オール電化なのでCO2を排出せず、SDGsに配慮した環境にやさしい方法で蒸留できる
  • レシピ機能があり、一度条件を登録しておけば、以降はメニューを選択しスタートボタンを押すだけでスムーズに蒸留できる

兼松エンジニアリングのマイクロ波抽出装置で低コストかつ高品質なローズウォーターを作ってみてはいかがでしょうか?

興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。

参考:http://kanematsu-mwextract.jp

お問い合わせ先はこちら


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です