野菜のフードロスとは?フードロスの現状や原因、解消方法を解説

私たちが日常的に口にする野菜は、実は多くの野菜が出荷されることなく処分されてしまっていることをご存じでしょうか。

「フードロス野菜」と呼ばれるそれらの野菜が原因で、環境や経済に悪影響がもたらされています。

では、こうして捨てられてしまうものはどうすれば削減できるのでしょうか。

この記事では、フードロス野菜の問題点と原因、解決方法について解説します。

野菜のフードロスについて

本来は食べられるのに処分されてしまう食品を「フードロス」と呼び、世界中で問題視されています。

では「フードロス野菜」とはどのような問題なのでしょうか。

まずは、この問題における現状と課題について解説します。

フードロスの現状

食べられるのに捨てられてしまう作物の発生原因としては、畑(生産者)側で発生するものと、家庭で発生するものに分けられます。

まず、畑でのフードロスとは、収穫したものを出荷せず、生産者側で廃棄する行為を指します。

日本国内では現状、収穫量の約14%、およそ200万トン近くが流通に乗っていないのが現状です。

流通に乗らない野菜は自家消費や飼料用として使われるものもあるので、すべてが廃棄されるわけではありませんが、いずれにしても多くの野菜が廃棄されていることは間違いないでしょう。

畑での収穫物の処分は、供給バランス維持や規格適合のために行われます。

次に家庭でのフードロスは、一度に使い切れなかったり、傷んでしまったりといった理由で廃棄される野菜です。

家庭でのフードロスでは、キャベツや白菜、もやしが廃棄されやすい傾向にあるという調査もあります。

フードロスの問題点

では、フードロスによって発生する問題とは何でしょうか。

また、フードロス野菜は最終的には埋め立てて廃棄することになりますが、そうした作物が増加するにつれて埋立地が不足してしまうという事態も発生します。

その他、廃棄に多くの税金が投入されるなど多くの課題を抱えています。

野菜のフードロスはなぜ発生する?

近年、野菜のフードロスが強く問題視されています。

ではそもそも、なぜ多くの野菜が流通に乗らずに処分されてしまうのでしょうか。

ここでは、この問題において主要な原因として挙げられる「供給バランス」と「出荷規格」について解説します。

併せて、このトピックを考える上で重要な「規格外野菜」についても詳しく見ていきましょう。

理由1:供給バランスの問題

野菜の供給バランスの調整のために廃棄が発生するケースがあります。

野菜は気温や天気の影響を受けやすいため、その年によって収穫量が大きく変動します。

多くの食品の価格は、需要と供給の兼ね合いで決まるため、豊作となった年は商品の単価が下がり、出荷すればするほど赤字になってしまうのです。

よって生産者は、供給バランスを一定に保つために収穫したものをあえて出荷せず、処分しているという現状があります。

特にキャベツや白菜など、日持ちのしないものほど供給バランス維持のために処分されやすい傾向にあります。

理由2:出荷規格の問題

次に、野菜に定められた出荷規格の問題があります。

一般的に市場に流通されるものは、農協や出荷団体などが制定した規格に適合したものです。

市場の規格を満たさないものは「規格外野菜」となり、流通に乗ることがなく、その多くが処分されてしまいます。

出荷規格が要因で起こるフードロス野菜は「食べられるのに捨てられてしまう」ため、この問題の中でも大きな課題となっており、近年になって、さまざまな対策がなされています。

規格外野菜について

出荷規格の問題で触れた「規格外野菜」について、もう少し詳しく見ていきましょう。

農林水産省の報告によると、日本国内では現状、収穫量の約14%にあたるおよそ200万トン近くが流通に乗っておらず、そのうちの多くは廃棄されていると考えられます。

では規格を考慮せず出荷してしまえばよいかというと、そうではありません。

規格外野菜にも生産コストがかかっていますが、たとえ流通に乗せたとしても通常よりも形や大きさ、見た目の悪さから安価になり、生産者は適切な利益を得られないため、処分を選択せざるをえないのです。

野菜のフードロスを減らす方法

ここまで、フードロス野菜が抱える問題とその原因について見てきました。

では、どうすれば流通に乗らずに処分されてしまうものを減らせるのでしょうか。

ここでは、農家で捨てられてしまう野菜を減らす方法をいくつか紹介します。

規格外野菜の販売

近年、産地直送の農作物をオンラインで販売するサービスが各地で増えており、中には出荷基準に満たない青果を専門に扱うものもあります。

規格外野菜専門のECサイトであれば、一般的な出荷規格や消費者の需要とは異なる基準・視点での流通が可能です。

このようなサイトが新たな顧客層を獲得し、今まで捨てられてしまっていた作物を届けることに成功しています。

こうした取り組みによって、新しい販売チャネルが開拓され、農家の収益向上にもつながる可能性があります。

食料品への加工

加工食品にしてしまえば、見た目の難点はクリア可能です。

この点に着目して、食品会社が中心となってフードロス野菜の有効活用に注力しています。

食料品以外への活用

規格外野菜には、食べるだけでなく、食料品以外のものに加工する方法もあります。

近年は技術の進歩によって、化粧品や肥料などの原料として再利用することが可能になりました。

他にも、廃棄農産物から作った皮革素材で作られたカバンやバッグ、クレヨン、さらにはアロマオイルといった意外な加工品にも、これまで処分されていた規格外野菜が活用されています。

こうした取り組みによって、さらなる廃棄物削減と資源の有効活用が進められています。

食品加工機器でフードロス野菜を有効活用

フードロス野菜を減らす方法として、食品加工機器を用いて廃棄野菜を新たな製品に生まれ変わらせることも有効です。

例えば、堆肥型の生ごみ処理機を使えば、廃棄野菜を農業の肥料に加工することができます。

中でも、兼松エンジニアリング株式会社のマイクロ波抽出装置は、野菜や果物から、劣化の少ない成分を抽出することができる装置です。

兼松エンジニアリング株式会社のマイクロ波抽出装置の利点は、フードロス野菜の削減だけではありません。

参考:https://kanematsu-mwextract.jp

まとめ

フードロス野菜とは、食べられることなく処分されてしまう野菜のことを指します。

特に問題となるのが、食用には問題ないのに、色や見た目から消費者に敬遠されるため廃棄される「規格外野菜」です。

国内では、収穫された野菜のうち約14%が流通に乗らず、その内の多くが処分されています。

こうしたフードロス野菜を生み出す原因として、厳しすぎる出荷規格が問題視されており、現在は緩和へ向けての動きが活発です。

規格外野菜を有効活用する方法としては、専門のECサイトで販売する、加工食品に利用する、廃棄農産物から作った皮革素材を用いたカバンやバッグ、さらにはクレヨンなどの食品以外に加工するなどがあります。

兼松エンジニアリングのマイクロ波抽出装置は、野菜や果物から有価物を生み出すことが可能です。

フードロス野菜を有効活用する上では、低コスト・省エネなマイクロ波抽出装置が活躍します。

加熱蒸留装置等の食品加工機器の導入を検討している方は、ぜひ兼松エンジニアリングまでご相談ください。


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