
化粧水などとして直接肌に使用できるフローラルウォーターを作っている方は多いですが、自身で作るときは手順や注意点などを把握しておくのも大事です。
今回の記事ではフローラルウォーターを本格的に作成するために、どんなポイントを押さえておくべきなのか紹介します。
フローラルウォーターで知っておくべきポイント

フローラルウォーターは自分で作れるので、関心があるならいろいろな材料を使用してみるのもおすすめです。
どのような効果があるといわれているのか、またハーブティーなどとの違いについて知っておくと用途に合わせて作成しやすくなります。
フローラルウォーターで得られる効果とは
フローラルウォーターは、精油を水蒸気蒸留する際に得られる、植物の香りをほのかに含んだ蒸留水です。
主成分は水のため、油分や明確な保湿成分を含むものではありませんが、肌や髪をさっぱりと整えたいときに役立ちます。
洗顔後や入浴後に使用する場合は、その後に乳液やクリームを重ねることで、肌の乾燥を防ぎやすくなります。
ヘアケアや頭皮ケアでは髪を軽く湿らせて整えたり、乾燥による静電気対策として活用できる点も魅力です。
刺激が比較的穏やかなアイテムですが、使用前に腕の内側など目立たない部分に少量をつけ、赤みやかゆみが出ないか確認してから使うと安心です。
得られるメリット
フローラルウォーターは、精油に比べて香り成分が穏やかで、水分を多く含むのが特徴です。
一般的な水蒸気蒸留で作られたものは刺激が少なく、香りを楽しみながら肌や髪のケアに取り入れやすいとされています。
一方で、マイクロ波蒸留などの製法では香り成分を強く感じる場合があり、肌質によっては刺激を覚えることもあります。
手の甲や髪に少量使うことで、花のやさしい香りによるリラックス感を楽しめるのも魅力でしょう。
使う部位や目的に合わせて、自分に合うかどうか少量から試してみるのも楽しみ方の一つです。
ハーブティーやアロマウォーターとの違い
リラックスやケア目的で使う場合、フローラルウォーターとハーブティー、アロマウォーターの違いが気になる方も多いでしょう。
ハーブティーは乾燥させた植物をお湯で抽出し、ビタミンやミネラルなど水溶性成分が中心です。
一方、フローラルウォーターは水蒸気蒸留によって作られ、蒸留の過程で微細な精油成分が水の中に自然に閉じ込められています。
そのため、ひと吹きした瞬間に広がる香りはハーブティーよりも豊かに感じられます。
アロマウォーターは精製水に精油や保湿成分を後から加えて作るのに対し、フローラルウォーターは蒸留時に自然に得られるものです。
乳化剤を使わず、やさしい香りを楽しめる点が特徴です。
ラベンダーやローズなどが使用できる
フローラルウォーターを作るときは、いろいろな材料を使用できます。
例えば、ラベンダーを使用したフローラルウォーターは香りがスモーキーになり、塗り心地は爽やかになるため、日焼けした肌におすすめです。
ローズマリーを使用するとスッキリしたクリアな香りになるため、顔や頭などにスプレーするとリフレッシュできます。
ペパーミントは爽快感を味わえるため、暑い夏の時期に肌に塗るとスッキリするでしょう。
いろいろな種類を作成しておくと、状況に合わせて活用できます。
フローラルウォーターの使い方やシーン

フローラルウォーターはどのような状況で使用できるのか知っておくと最適なタイミングで活用できます。
基本的には香りを楽しむアロマとしてや、肌に塗布する際に使用できますが、具体的な内容について紹介しましょう。
化粧水やボディーローション
フローラルウォーターは化粧水の代わりとして使用できます。
そのまま使用して爽やかさやスッキリ感を味わうこともできれば、グリセリンを入れて保湿力を向上することも可能であり、スキンケアとして乾燥肌を防ぐのにも利用できます。
爽やかでスッキリ感を得られるという効果を活用して、日焼け後のボディーローションに使用するのもおすすめです。
ただ、火傷をした箇所にはフローラルウォーターではなく、専用の薬品を使用してください。
アロマスプレーや素材
フローラルウォーターは精油に比べて香りが穏やかなため、強い匂いが苦手な方でもアロマスプレーとして使いやすいのが特徴です。
玄関やリビングに軽くスプレーするだけで植物由来のやさしい香りが広がり、落ち着いた空間づくりに役立ちます。
小さなスプレー容器に移して持ち歩けば、外出先や旅行先でも手軽に気分転換ができ、ホテルや旅館で自分の好きな香りを楽しむことも可能です。
素材によって香りの印象は異なり、ラベンダーやカモミールはリラックスしたい時に、ローズは気分を高めたい時に向いています。
好みやその日の気分に合わせて選ぶことで、より心地よく取り入れられるでしょう。
フローラルウォーターの注意点とは?

フローラルウォーターを作っておくといつでも自分の好きなタイミングで使用できますが、使用や保存にあたっては注意点もあります。
作成した後の取り扱い方も重要になるため、安全に使用するためにも以下の2点を押さえておきましょう。
- 冷蔵庫で保存する
- 香りに違和感があれば使用を中止する
冷蔵庫で保存する
フローラルウォーターを保存するときは冷蔵庫など、温度が低い場所に置いておくようにしましょう。
暖かい場所だと腐敗が進んで匂いがきつくなってしまったり、肌へ使用した際に違和感を覚えたりする場合があります。
特に、直射日光が当たる場所では有効成分や香りが飛んでしまうリスクもあります。
せっかくの新鮮な香りを守るためにも、「光が当たらず、温度が一定の場所」での保管を徹底してください。
香りに違和感があれば使用をやめる
フローラルウォーターを作ったときに香りや肌への違和感があるようなら、すぐに使用をやめてください。
香りがきついだけでなく変な匂いもするようであれば、すでに腐敗している可能性があります。
また、肌に塗ったときに赤みや痒みなどを引き起こすようであれば、自分に合っていないといえます。
フローラルウォーターは刺激が少ないといわれていますが、天然成分への反応には個人差があります。
特に初めて使用する種類や、肌が敏感になっている時期には、様子を見ながら少しずつ慎重に使用することをおすすめします。
フローラルウォーターの作り方とは?

フローラルウォーターはアロマ製品などとして販売されていますが、自分でオリジナルを作ることも可能です。
自分専用のフローラルウォーターを日常に取り入れたい方は、まずは少量から手作りしてみるのもおすすめです。
蒸留のプロセスは意外にもシンプルです。
以下の方法で作成できます。
水蒸気蒸留
フローラルウォーター作りには、一般的に「水蒸気蒸留法」が用いられます。
準備するものは、以下の2つです。
・カモミールやラベンダー、ローズマリーなど好みのハーブ
・ミネラルウォーターまたは精製水
この方法は、植物に含まれる芳香成分を水蒸気の熱で引き出す伝統的な抽出法として知られています。
ハーブと水を加熱して蒸気を発生させ、その蒸気を冷却すると再び液体に戻り、精油と芳香蒸留水の二層に分かれます。
このうち水の部分がフローラルウォーターです。
水蒸気蒸留は高温で行うため、熱に強く、香りがしっかりした植物の抽出に適しています。
減圧水蒸気蒸留
減圧水蒸気蒸留は、減圧下において30〜40度の水蒸気で抽出する方法です。
熱の影響による変質が少ないので植物そのものの香りを取り出すことができ、成分も保てます。
熱に弱い植物からも良質な植物の香りと治療効果を最大限に引き出せるため、一般的な方法よりも抽出のクオリティが期待できます。
マイクロ波抽出装置を利用すれば、水蒸気蒸留と減圧水蒸気蒸留の両方の方法でフローラルウォーターが作成可能です。
マイクロ波抽出装置を利用した水蒸気蒸留
マイクロ波抽出装置とは、加熱源にマイクロ波を利用した水蒸気蒸留装置のことです。
仕組みとしては、植物試料にマイクロ波を照射して、水分を内部加熱させます。
減圧蒸留なので熱の影響が少なく、芳香成分を抽出する際は高純度の天然物質を得ることができます。
参考:http://kanematsu-mwextract.jp
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フローラルウォーターを抽出する際は、マイクロ波抽出装置を使用するのがおすすめです。
専門機器を用いることで、より純度の高いフローラルウォーターを取り出すことができ、理想とするクオリティを形にすることが可能です。
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